欧州環境庁は24日、欧州の大気質に関する2つの報告書を公表した。特に南欧・東欧では、大気汚染の原因となる粒子状物質(PM10)とオゾンの地上レベル濃度が人々の健康に深刻な影響を与えていることが分かった。
報告書によると、2005年は、欧州市民の4人に1人が、EU基準を超える高濃度の粒子状物質(PM10)に数日以上さらされたとしている。さらに、東欧の大部分、イタリア北部、バルカン諸国、ベルギー、ギリシャ、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル及びスペインの一部では、日常的に基準を超過していたとしており、オゾンの地上レベル濃度については、欧州市民の3分の1以上が、EUの目標値を超えた汚染にさらされていたとしている。これにより、2005年にEU全体で、粒子状物質が約3万7300人の早期死亡の原因になったと推測されている。