英国の旅行客の半分が、休暇に使う移動手段には環境のことを最優先で考えて選ぶ、と述べていることが、国際高速列車「ユーロ スター(Eurostar)」運営会社の調べによってわかった。また、調査会社ホール&パートナーズの調べによると、10人中7人が「大企業には、各自の商品やサービスにおいて、環境問題を考慮する責任がある」と答えている。
ユーロスターのチーフ・エグゼクティブ、リチャード・ブラウン氏は「消費者のそうした思いと企業の創造性が、環境保護に対し好循環を生む。そういう時代に来ている。」と語る。ユーロスターの最新報告書によると、英国・フランス間のドーバー海峡では、乗客一人当たりのCO2削減率が2007年度に対し2008年度は31%減に成功しており、2012年度までには35%減を目指している。また、削減活動の70%以上は、再生紙の利用や皿をプラスチックに変える、また古いユニフォームを再利用するなどで、企業を上げての努力がうかがえる。
ユーロスターはロンドン ― パリ間の鉄道旅行者の30%増を見込んでおり、旅客が飛行機の利用から鉄道の利用にシフトした事によるCO2削減量は4万トンになると見積もっている。【河野 友見】