国連環境計画(UNEP)は8日、投棄されたビニール袋やペットボトルなど、漂流・漂着ごみの増加が、世界中の海洋や海岸に悪影響を及ぼしているとする報告書を発表した。同報告書は、大西洋や太平洋、紅海など世界の12の主要な海域における、漂流・漂着状況を調査した初の報告書になる。
報告書は、国際レベル、地域レベル、国家レベルの海洋汚染を改善させる努力がなされているにも関わらず、驚くべきほどの量のゴミが海に捨てられ、人々の安全や健康を脅かし、動物を危険に陥れ、世界中の沿岸区域の外観を損なっていると指摘。
UNEPのアヒム・シュタイナー事務局長は、「漂流・漂着ごみは、言い換えれば、無駄遣いや資源の粗末な管理といったものの表れである。海洋や海に山積みになっているペットボトルやビニール袋などは、ごみの削減や管理、リサイクルといった行動によって、劇的な削減が可能になる。」と述べた。さらに「使い捨てのビニール袋などは、海洋生物の生存を危うくしており、全域における禁止か、即時段階的削除が行われるべきである。」と現状に警鐘を鳴らした。