欧州環境庁は28日、スペイン、フランス、イタリア、ギリシャで起きた森林火災により、4日間で5万ヘクタール以上を焼失したと発表した。また、焼失したのは森林だけではなく、生活環境や経済へのダメージは大きく、回復には何十年もかかると予測している
ヨーロッパでは毎年、約50万ヘクタールの森林が焼失している中、95%以上が地中海地方に集中している。北欧など、森林火災が生物多様性の維持に必要な場合もある。しかし、地中海地方の火災の頻度は、自然の持つ回復力を上回っている。
森林火災の影響は、建築用の木材や燃料としての薪、食物などの損傷だけでなく、火災による浮遊粒子状物質、CO2などの大気圏放出、土壌の流失による砂漠化の進展など、南欧で深刻な問題となっている。【西村 健佑】