米国海洋大気庁(NOAA)は22日、海水温の上昇により、メキシコ湾の南、大西洋に隣接するカリブ海、特に小アンティル諸島での大幅なサンゴ礁の白化(消滅)、およびサンゴの感染病を引き起こす可能性があると発表した。科学者達は、2005年に東カリブ海の海域で90%のサンゴが白化し、それらの半分が2005年の間に死滅したという記録を上回る恐れがあると懸念している。
NOAAのサンゴ観察員、C.Mark Eakin博士は「対策として、白化の程度や影響を測定するための監視を行い、サンゴ礁に影響を与えている海水温の上昇を避けるためにも、ダイビングやボート遊び、釣りなどを一時的に規制することなどが考えられる」と話す。
これに似た現象は、メキシコ湾中央部、赤道付近の島々、キリバスを含む太平洋の中央地域でも懸念されている。また、海水温上昇による影響は、北マリアナ諸島と日本の間にも進行する恐れがあるという。
NOAAはさらに、今年6月、世界の海面温度が過去最高であったとことも報告した。【松川 聖子】