英国の小売最大手テスコは今月初め、2315の店舗および事務所・配送センターから排出される廃棄物に関し、埋め立て処理をゼロにしたと発表した。
テスコでは、「ゴミの埋め立てで発生するメタンガスは、二酸化炭素に比べ、環境により重大な悪影響を与える」との考えから、2006年以降、埋め立て処理ゼロを目指して取り組んできたが、廃棄物の削減・再利用・再生を推進し、廃棄物マネジメントを徹底させたことで、当初目標より1年前倒しでこの目標を達成した。
毎年、各店舗から排出される廃棄物53万1000トンのうち、レジ袋や段ボールを含む38万5000トンはリサイクルされている。例えば、ダンボールは14日間で再生され、商品の運搬で利用されているそうだ。また、残りの14.6万トン分は堆肥化などに当てられている。一方、5000トンの食肉廃棄物は電力発電に活用。1時間あたり2500メガワットを発電し、年間600世帯の電力をまかなうという。
ただし、食肉廃棄物による発電については批判的な見方もある。ある英動物保護団体は「本来は食肉用に屠殺する動物を必要最小限にするべき」と述べている。【松岡由希子】