英エネルギー技術研究所(ETI)は12日、英国洋上における二酸化炭素(CO2)の回収・貯留(CCS)の貯蔵容量検証プロジェクトについて明らかにした。プロジェクト規模は350万ポンド(約5億2000万円)を上回る見込み。
このプロジェクトは、英国地質調査所やインペリアル・カレッジ・ロンドンなどの研究機関や大学も参加する。ETIの役員、David Clarke氏は、現時点での貯蔵容量予測にはぶれがあると指摘し、今回のプロジェクトを通じて、英国におけるCCSの貯蔵容量をより正確にしたい方針。「化石燃料は今後も重要なエネルギー資源であり続けるだろう。特に石炭は安価で比較的安全な燃料。CO2の回収・貯留ができる方法を探る必要がある」と述べている。
ETIは、エネルギー技術の研究開発の推進を目的に、英国ビジネス・企業・規制改革省(BERR)とBP、シェル、エーオンなど民間企業の共同出資によって2007年12月に設立された研究機関。[松岡 由希子]