北極探検家と科学研究団体による国際協力プロジェクト「カトリン北極圏調査」と世界自然保護基金(WWF)は15日、今後10年以内に北極海の夏季の氷の大半は解け、20年以内には完全に消滅するとした実地調査の結果を発表した。調査チームは今年3月から約2カ月半かけ、北極海の海氷域450キロを縦断。その結果、海氷は新しいものばかりで、夏でも解けることのない地域でも大幅に縮小している事がわかった。
北極圏保全プログラムのMartin Sommerkorn氏は「想像以上の事実が明らかになった。北極圏の温暖化は局所的な問題ではなく地球全体の問題となっている」と述べ、「先進国は12月にデンマークで開かれる気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で、2020年の温室効果ガス排出量40%削減の合意など早急な対策が必要」と訴えた。