排出権取引に関する情報を提供するポイントカーボン社(本社ノルウェー・オスロ)が2009年の排出権取引の市場規模に関する調査結果を発表した。世界的な景気低迷による排出権価格の低下に伴い、取引額こそ2008年の1330億ドルから1360億ドルとわずかな伸びに留まったものの、取引量は68%の増加を記録し82億トンとなった。
市場別では、欧州連合(EU)の排出量取引制度(ETS)、続いて国連が実施するクリーン開発メカニズム(CDM)、米国北東部で展開されている地域温室効果ガス・ イニシアティブ(RGGI)が市場を牽引。中でもETSの取引額は世界市場の68%を占めた。[渡辺 亮子]