独エネルギー最大手エーオン(E.ON)は5日、仏電力公社(EDF)傘下EnBWとの電力資産の交換を完了したと発表した。今回の発電資産の交換は、競争法の観点から欧州委員会と交わしている送電線および国内の発電能力の約20%に当たる5000メガワット分の発電施設を売却するとしたもの。
これによりEnBWは、エーオンが保有するドイツの原子力発電所の800メガワット分の電力使用権を取得。同時に、独北部ロストックにある石炭火力発電所の50.4%の株式を引き継ぎ、Buschhaus石炭火力発電所から159メガワット分の電力使用権を取得した。またEnBWは、昨年5月にエーオンからドイツのリッペンドルフとベクスバッハの発電所も取得している。
一方、エーオンはEnBWからフランスの原子力発電所の800メガワット分の電力使用権を取得。さらに、EDFと仏石炭公社が所有する仏電力会社SNETの35%の株式を取得し、SNETを完全傘下に収めた。[小西 卓明]