
英国エネルギー・気候変動省のエド・ミリバンド大臣はこのほど、家庭に設置された太陽光発電パネルなどの二酸化炭素排出量の少ない発電に関する固定価格買取制度(feed-in tariff、FIT)の具体的な支援策を発表し、さらに再生可能エネルギーを使用した暖房に対する報奨金制度(Renewable Heat Incentive、RHI)の計画を明らかにした。
4月1日から、最大5メガワットまでの太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを利用した発電システムを設置している家庭には、自家消費分を含め、発電した電力に対して報奨金を受けることができる。報奨金は発電方法や規模によって異なる。また、2011年4月施行予定のRHI制度によって、地中熱ヒートポンプやバイオマスボイラー、空気熱源ヒートポンプなどの発熱システムに対しても、報奨金が支払われる。[土井 淑子]