
英国ロンドン約60km東・ケント州ホイットスタブル沿岸に広がる風力発電所「Kentish Flats offshore wind farm」(2005年8月27日撮影)。(c)ecool/Vattenfall
英国が洋上風力発電分野において世界のリーダー的地位を確立している。英国貿易産業省の傘下で再生可能エネルギーの普及促進機関「Renewables UK」が発表した報告書で、英国における洋上風力発電の設置容量が1ギガワットを超えたことが分かった。現在、336基の風力タービンから構成される、11ヶ所の洋上風力発電所が稼動しており、これは70万世帯に電力を供給できる能力に相当するという。
また、この報告書では、風力発電の開発認可に要する期間に触れ、EU諸国が平均42ヶ月かかるのに対して、英国は27ヶ月であると明記。この点について、欧州風力エネルギー協会(EWEA)の政策担当ジャスティン・ウィルクス氏は「2020年までに再生可能エネルギーの割合を20%にするという欧州連合(EU)の目標を達成するためには、風力発電所に関する認可手続の合理化が必要な国もある。申請窓口の一元化や、デベロッパーの選定基準の明確化など、様々な措置を講じる必要がある」と指摘している。[松岡 由希子]