フランス原子力最大手アレバ(Areva)は5月31日、ドイツの風力タービンメーカー、マルチブリッド(Multibrid)の残りの株式49%を取得し、完全子会社化すると発表した。今回の買収により、2009年に買収した風力タービンメーカー、PN Rotor社の製造部門とあわせ、アレバの風力タービンの製造能力は大幅に拡大する。
アレバは、これまでに欧州の大規模プロジェクトで600メガワットの導入実績がある。とくに、出力5メガワット級のM5000型風力タービン 6基を、北海にあるドイツの洋上風力発電所「アルファ・ヴェントス:alpha ventus」に納入し、現在、テスト運用中だ。この試験プロジェクトを通じて、今後の洋上風力発電所の開発に不可欠な実績と重要な知見を得る見込みだという。[松岡 由希子]