ダイバーの訓練などを手がける英国フォート・ウィリアム(Fort William)のアンダーウォーター・センター(Underwater Centre)はこのほど、「今後6年間の欧州の洋上風力発電所における開発需要を満たすためには、2000人以上のダイバーが必要である」という研究結果を発表した。英国およびドイツを中心に、2016年までに稼動する17.7ギガワット規模の風力タービン3800基に対して1700名のダイバーが必要とされ、さらに運用および保守に500名が必要との見解が示されている。
報告書によると、運用フェーズでは、風力タービン10基あたり1.3名のダイバーが必要と指摘。2010~2016年の導入フェーズでは、水深20~39メートルでの作業が求められるとしている。また、今後、水深40メートル以上の風力タービンも増えると予測されており、これに伴って、必要となるダイバーの人数も増えると考えられている。
アンダーウォーター・センターのゼネラル・マネージャー、スティーブン・ハム(Steve Ham)氏は、報告書の中で、洋上風力発電分野において商業ダイバーが重要な役割を担うとともに、風力発電プロジェクトの需要が訓練されたダイバーの人数を超えることになれば、プロジェクトの進行に影響を及ぼす可能性があると指摘している。