現在、欧州連合(EU)は2050年までに二酸化炭素(CO2)の50%削減を目標としている。この活動の一環として、EUの行政執行機関、欧州委員会(European Commission)は17日、二酸化炭素(CO2)回収・貯留(Carbon Dioxide Capture and Storage、CCS)技術の大規模な検証を支援するプロジェクトに着手した。
世界初のネットワーク事業として旗揚げされたCCSネットワークプロジェクトは、CCSがCO2削減にどう役立つか知識と理解を深めるための実証プロジェクトを包括するとともに、市場にCCS技術を投入することが目標だ。
欧州委員会エネルギー担当委員のギュンター・エッティンガー(Guenther Oettinger)氏は「CCSは今後、エネルギー分野から排出されるCO2の大幅な削減に向け、我々が開発しなければならない主要技術のひとつ。知識共有は、欧州そして世界のクリーンエネルギー技術開発の発展にとって不可欠になっている。」と語っている。
EUは過去10年にわたってCCSの研究開発活動を支援しており、欧州全体の国際競争力・技術力の向上を目的にした、第7次研究・技術開発のための枠組み計画(FP7)では、CCSプロジェクトに対する融資を2倍にしており、CCS技術を商業化するための技術推進を目指している。