東芝傘下の米原子力プラント大手ウェスチングハウス(Westinghouse、WH)は、原子力発電所全体の電源喪失時を含む緊急事態で、使用済み核燃料を低温に保つ緊急燃料プール冷却システム(emergency fuel pool cooling system、EFPCS)を開発した。
EFPCSには、原子炉建屋または使用済み核燃料プールのある建物の内側に設置された常設の主要冷却系統と、可動式の二次冷却系統がある。二次冷却系統システムは、緊急時、または計画的に使用する場合に備えて、現場から離れた場所に保管し、また原子炉建屋の屋外に設置される。これによりシステムを組み立て、設置する時間を削減でき、原子炉建屋の中に入る必要がなくなる。
EFPCSは主に、緊急時に現地外の電力または緊急用ディーゼル発電が利用できない場合に、使用済み核燃料プールから崩壊熱を除去する自立型バックアップシステムとして設計されている。また使用済み核燃料プールの水位を維持できるよう、補給水を加えることもできる設計になっている。