
ABBが開発した高圧直流送電システムの交直変換機器(c)ecool.jp/ABB
スイスの電力機器大手ABBは、ドイツの送電事業会社テネット(Tennet)からドイツ北海における洋上風力発電所の送電網の供給契約を10億ドルで受注した。400メガワットの「ゴーデ・ウインド(Gode Wind) II」などの洋上風力発電所をドイツ本土に接続する900メガワット級の送電網を設置し、電力損失を1%以下に抑えた世界最大の洋上高圧直流送電システムを供給する。
ABBは洋上プラットフォームおよび洋上・陸上変換所、送電系統の設計から設置まで請け負う。送電システムの稼働開始は2015年の予定。完成後は、150万を超える世帯へ再生可能エネルギーを供給することができ、年間300万トン以上の二酸化炭素排出を削減できるという。
ドイツの風力発電の設備容量は現在、総電力需要の約8%に相当する27ギガワットに達している。さらにドイツは、2020年までにこれを倍にする計画だ。