ドイツの工業コングロマリット、シーメンス(Siemens)は、ロシアのタービン製造大手パワーマシン(Power Machines)とガスタービンの合弁会社を設立する。出資比率は、シーメンスが65%、パワーマシンが35%。シーメンスの技術とパワーマシンの生産能力を生かし、ロシアや旧ソ連邦の独立国家共同体(CIS)市場向けにガスタービンの開発、製造、サービスの提供を行う。
合弁会社の本社はサンクトペテルブルグ(St. Petersburg)に置かれる。関係当局の承認を経て数カ月以内に設立される見通し。シーメンス・エナジー(Siemens Energy)の最高経営責任者(CEO)マイケル・ズース(Michael Suess)氏は「CIS加盟国のガスタービン、ガス発電所、複合サイクル発電所の市場は成長中で、合弁会社設立が市場参入を容易にする。この地域の発電所の近代化に貢献し、市場のリーダーになることを狙う」とコメントした。