
アイスランドの首都レイキャビク(Reykjavik)から東へ約20キロの地熱地帯にある同国最大の地熱発電所「ヘットリスヘイディ(Hellisheidi)」(2011年6月22日撮影)。(c)ecool.jp/Carlos Ferrer
アイスランド最大の地熱発電所ヘットリスヘイディ「Hellisheidi」で炭素貯蔵プロジェクトが10月から始動する。アイスランドと米国による共同プロジェクトで、人工的に石灰岩層をつくりだすことによって地下に炭素を貯蔵する技術を評価する。
プロジェクト費用1000万ドルの約半分をアイスランドの電力最大レイキャビク・エナジー(Reykjavik Energy)が拠出し、残りはフランス国立科学研究センター(CNRS)、米エネルギー省、欧州連合(EU)、北欧諸国からの融資などにより運営される。
プロジェクトが成功すれば、玄武岩に注入された二酸化炭素が石灰岩に変換され、地下に貯蔵される。これにより、ガスの地下貯蔵において懸念される問題の一つである二酸化炭素の大気への漏れを防ぐことができるという。地球上の陸地のみならず海底にも玄武岩は散布しており、将来的に、この技術が広範囲にわたり広まっていく可能性がある。