
エジプトの首都カイロから南東約200キロにガメサ(Gamesa)などの風力タービンを導入した風力発電所「ザファラーナ(Zafarana )」(2008年9月17日撮影)。(c)ecool.jp/DWIA
スペインの風力タービン製造大手ガメサ(Gamesa)は、エジプトの再生可能エネルギー庁 (New and Renewable Energy Authority、NREA)と風力タービン100基の供給契約を結んだ。エジプトの紅海沿岸のガルフ・エル・ゼイト(Gulf of El Zayt)風力発電プロジェクトに計200メガワットの風力タービンを供給する。
ドイツの復興金融公庫(KfW)、欧州投資銀行(EIB)、EUの近隣国投資ファシリティ(NIF)など複数の金融機関の支援を受けた同プロジェクトに、ガメサは出力2メガワットの風力タービン100基を供給する他、タービンの組み立て、設置、試運転、稼動と5年間の保守管理を請け負う。設置開始予定は2013年。
ガメサは2003年にエジプトの首都カイロから南東約200キロに位置するアフリカ最大級の風力発電所「ザファラーナ(Zafarana )」に風力タービンを供給して以来、エジプトで計406メガワットの風力タービンを設置してきた。また現在、4カ所の風力発電所で保守管理を担っている。