風力タービン最大手のヴェスタス(Vestas)は、スウェーデンの家具大手イケア(IKEA)の風力発電所向けに、合計90メガワットの風力タービンを供給する。
スウェーデンの風力発電事業者O2社からスウェーデン中西部ヘリエダーレン(Harjedalen)に位置するGlotesvalenプロジェクト向けに出力3.0メガワットの風力タービン30基を受注したもので、O2社が開発・建設・運用を請け負い、イケアが所有する。タービンの配送と設置は、2015年1月に終える計画。
今回のプロジェクトは、イケアがこれまでに進めた中で最大の風力発電への投資。イケアは全電力を再生可能エネルギー源で賄う目標を掲げ、スウェーデン・フランス・イギリス・デンマークなどで115メガワット以上の風力タービンを導入してきた。Glotesvalenの稼動後は、グループ全体のエネルギー利用の70~80%を再生可能エネルギーで賄うことになると予測する。