米複合企業ゼネラル・エレクトリック(General Electric、GE)は、ブラジルにおける風力タービンの導入を2年間で倍増する。GEがこれまでブラジルに設置した風力タービンは300基で、今後2年間で600基以上を導入する計画。
GEはブラジルの気候に合わせ、1.85-82.5型風力タービンを開発。強風によって効率よく発電し、発電所当たりの風力タービンの必要数を減らすことで、コスト効率を上げることができる。また、ブラジルでの事業拡張に伴い、150万ドルを投じてリオグランデ・ド・ノルテ(Rio Grande do Norte)とバイーア(Bahia)の2カ所に、サービスセンターを2014年までに開設する。
世界風力エネルギー協会(Global Wind Energy Council、GWEC)の発表によると、ブラジル国内で2011年に風力発電容量が583メガワット追加され、その結果総設備容量は63%上昇し、1500メガワット以上となった。