ecoolグローバルプレス

企業名 キュリオン(Kurion)
業界 技術開発 発表日 2012/04/25

キュリオン、米エネルギー省傘下PNNLと提携契約を締結 RSS

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放射性廃棄物管理の革新的企業キュリオンは、パシフィック・ノースウェスト国立研究所(PNNL)と提携契約を締結したと発表しました。本契約は、当社のモジュール式ガラス固化システム(MVS®)の商業化における次段階として、放射性模擬廃棄物を使用して本システムの試験・実証を実施するためのものです。すべての試験と分析は、米エネルギー省のハンフォード核施設にあるPNNLの放射化学処理研究所(RPL、別名325番ビル)でPNNLが実施します。キュリオンは試験に要するコスト分を支払い、MVS®を提供します。提供するMVS®は、研究スペースに適合させるためのわずかの修正を除き、これまで非放射性物質を使用してきたシステムを再現するものです。本契約はPNNLによる不偏・独立の評価を堅持するための特別条項を含むものとなっています。

キュリオンの創業者で最高経営責任者(CEO)のジョン・レイモントは、次のように述べています。「従来、エネルギー省に対する納入元となる可能性のある業者は、自社技術の試験を実施するために政府資金を当てにしてきました。政府予算に対する制約が増している中、特に革新的な核廃棄物管理技術の開発資金を拠出することが困難になっており、当社はこれまでの方法から脱却し、自社で開発リスクを背負うことにしました。これはベンチャーキャピタルの支援を受けた企業の証であり、またキュリオンが当社顧客にもたらす価値でもあります。」

「津波による被害を受けた福島第1原子力発電所で何千万ガロンもの汚染水をイオン特殊媒体で浄化して、当社技術の第1段階で成功を実証しました。今後は第2段階、すなわちモジュール式ガラス固化システムの商業化を加速させていきます。この目的のためには、放射性廃棄物の試験データに基づいて、独立的な立場から権威ある中立的検証が重要となりますが、溶融装置デザインの試験と核処理科学における経験を考慮すれば、パシフィック・ノースウェスト国立研究所の研究者以外に適格な研究者はいません。」(レイモント)

PNNLチームが当面の目標として設定しているのが、東京電力株式会社(TEPCO)が福島第1原子力発電所で発生した高濃度汚染水を処理するために使用したキュリオン製イオン特殊媒体で捕捉した放射性核種の固定化を実証することです。PNNLはまた、ハンフォード廃棄物処理・固定化プラント(WTP)の低レベル放射性廃棄物(LAW)フィードに関する実証試験も別に実施することになります。

キュリオンは非放射性模擬物質で内部試験を行いましたが、その検証を放射性模擬物質で実施し、福島第1原子力発電所で使用済みとなったイオン特殊媒体と低レベル放射性廃棄物フィードの容量をガラス固化によって縮減し、安定したホウケイ酸塩ガラスないし鉄リン酸塩ガラスに転換できることを示します。試験結果は、キュリオンのガラス固化技術が福島第1の廃棄物を永久的に安定化させるためのライフサイクルコストを低減する上で効果があるか、またハンフォード・タンクファームで貯蔵されている約5600万ガロンの放射性廃棄物・有害化学廃棄物を永久的に安定化させるためのライフサイクルコスト599億ドルを低減し、安定化の促進に資するかどうかを見極める研究に活用されます。

キュリオンのエンジニアリング担当バイスプレジデントであるリチャード・キーナン博士は、次のように述べています。「キュリオンのモジュール式ガラス固化システムは、確証性をもたらす放射性模擬物質を使用しない限りにおいて機能するほど、成熟化に成功しました。当社は商業化を進めるにあたり、パシフィック・ノースウェスト国立研究所が擁する世界レベルの研究者と施設を活用することで、当社がMVS®試験施設において非放射性物質で成功させた試験を放射性模擬物質で再現し、最高度の実験検証法を開発して、エネルギー省が定めたガイドラインに従って本システムの技術成熟度を引き上げることが可能となります。」

キュリオン最高技術責任者(CTO)のマーク・デントン博士は、次のように述べています。「キュリオンの諸施設において広範な模擬廃棄物を使用して当社のモジュール式ガラス固化システムの試験を70回以上実施した結果、本技術がかなりの有望性を持ち、完全な独立実証試験に耐え得るものであることを確認しました。当社はパシフィック・ノースウェスト国立研究所が本システムの試験・実証に参加する契約を締結したことをうれしく思います。本システムは米エネルギー省施設、福島第1原子力発電所、その他の世界中の核プラント・施設における廃棄物管理プログラムのライフサイクルコストを劇的に削減し、コンプライアンスを顕著に促進させることができると確信しています。」

キュリオンについて

キュリオンは、プロジェクトの実施とコンプライアンスを促進し、顧客が放射性廃棄物管理のライフサイクルコストを大幅に削減できるような革新的で容易に利用できる技術を提供しています。2008年創業のキュリオンは、エネルギー分野の一流投資会社であるLUX CAPITAL MANAGEMENTとファイアーレイク・キャピタル・マネジメントの支援を受けています。キュリオンはカリフォルニア州アーバインに本拠を構え、テネシー州オークリッジに研究開発施設を、ミズーリ州ローラに試験施設を有しています。詳しい情報については、WWW.KURION.COMをご覧ください。



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