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国内電力10社、京都議定書達成に消極的か = 1990年比で6%削減は困難 RSS

2009年02月20日

政府は19日、2020年までの日本の温室効果ガスの削減目標を話し合う中期目標検討委員会の第4回会合を開き、東京電力、関西電力など国内電力10社が参加する電気事業連合会(電事連)から意見を聴いた。出席した電事連は、太陽光発電などの再生可能エネルギーの劇的な普及は困難として、あらためて実現可能な目標設定を求めた。また、京都議定書で定められている、1990年比で6%の削減は難しいとの認識を示した。電事連は、今回の会合で以下の考えを示している。

◆電気事業者は、低炭素社会の実現に向けて、「2020年度に原子力を中心とする非化石エネルギー比率50%を目指す」など需給両面での取組みを進めていく。

◆ただし低炭素化社会を真に実現するためには、次のような制約条件に留意し、実態をふまえた実行可能な取組みを着実に推進していくことが肝要と考える。
 ① コントロールできない最終的な電力需要に対して、電気事業者は短期的にも中長期的にも安定供給責任を全うしなくてはならず、大幅な省 エネの進展等を前提とした低い需要想定に基づいた設備建設を行うことはできない。
 ② 電力設備形成には中長期的な時間を要するため、2020年に向けて急に電源や送電線の新設を行うことはできない(原子力導入量にも限 界あり)
 ③ 新エネルギーの導入には、安定供給・品質確保のための対策が必要で、地理的・物理的制約も存在する(→あまりに大規模な導入には国  民的費用負担や強制的規制が必要)
 ④ LNG等の燃料調達には、急に需要が拡大しても短期間での増量が困難であるなどの課題があり、電源ポートフォリオについてベストミック  スが必要

主要排出源である電力業界が大幅削減に難色を示したことは、京都議定書達成に赤信号が点灯したといえ、今後の議論に影響を与えることが予測される。

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