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産業技術総合研究所(産総研)は14日、ジルコニア系電解質を用いた固体酸化物形燃料電池(SOFC)の作動温度の低温化に成功し、600度で発電密度1.1W/cm2を達成したと発表した。
SOFCは、全ての部品をセラミックス材料で構成できるため、信頼性やエネルギー変換効率が高いという優れた特徴があるが、高い作動温度(700~1000℃)を必要とするために、これまでは用途が限られていた。
今回、産総研は、電解質の薄膜化と電極構造の最適化を同時に実現する高度製造プロセス技術の適用によりチューブ型マイクロSOFCを試作。燃料極の構造や燃料流量の発電性能への影響を明らかにすることにより、 SOFCの高性能化への指針を明らかにした。この研究成果により、長期安定性やコスト面で優れたジルコニア系材料を用い、低温作動が可能なSOFCシステムの実現への目途が得られたという。