環境・CSR担当者訪問  

キユーピー株式会社 

キユーピーマヨネーズでおなじみのキユーピー株式会社。愛らしいキャラクターで人気の「キユーピーちゃん」は、あまりにも有名だ。常に身近な存在として私たちの食を支えてきたキユーピーが取り組む、環境活動とは?日々の活動を「社会と環境について語るブログ」に綴っている社会・環境推進室 佐々木 吾朗さんに話を聞いた。

    

キユーピー株式会社  きゅーぴーかぶしきかいしゃ  URL:http://www.kewpie.co.jp/
特色

「一人ひとりのお客様に最も信頼され、親しまれるグループ」をめざした企業活動を推進。報告書では企業姿勢や活動内容だけではなく、各ステークホルダーの声を紹介。

所在地 東京都渋谷区渋谷1-4-13
電話番号 03-3486-3331
設立 1919年11月30日
業種 食料品
資本金 241億4百万円
売上高 4,680億6百万円
代表者 鈴木 豊
従業員数 2,518人

日々の取り組みをブログで発信
顔の見えるコミュニケーションが評価され、環境goo大賞も受賞

―現在の環境への取り組みを教えてください

キユーピーならではの取り組みとして、卵殻の再利用が挙げられます。キユーピーグループがマヨネーズなどさまざまな製品を製造するうえで使用する卵は約40億個。日本で生産される卵のおよそ9%にあたります。工場で発生する卵の殻は年間約2万3,000トンに及びますが、キユーピーはこれらをすべて無駄にすることなく有効活用しています。卵殻粉は肥料や食品のカルシウム強化などに、卵殻膜は化粧品原料や栄養補助食品などにと、卵には無駄にするところがありません。他にも容器の軽量化や、森林保全活動に取り組む「キユーピーの森」など、全社をあげて環境活動へ取り組んでいます。

―キユーピーの環境への取り組みや、日々の活動をブログで伝えていますね。

2007年3月からスタートしました。年1回発行する社会・環境報告書だけでは伝えきれない日々の小さな取り組みや活動、たとえば古本リユースキャンペーンの様子や、月1回の清掃活動の様子などを紹介しています。社外の方からも好評で、昨年は企業やNGOの情報発信を支援する「環境goo大賞」のブログ部門を受賞しました。社内外の方々への情報発信はもちろんですが、社内の意識醸成にも役立っているようです。


社員1人ひとりにクローズアップ
社員の意識を高める報告書作り

―CSR活動の組織体制を教えてください

1997年に環境対策室という部署が設置され、2005年に現在の社会・環境推進室になりました。現在7名が各事業所の環境負荷低減活動の支援や社会・環境報告書の作成などを通じて、環境活動やCSR活動を推進しています。

―CSR活動を推進するために大切なことは?

社員1人ひとりの意識をどのように高めるか。それが一番大切だと考えています。実際に活動をするのはそれぞれの現場の社員です。皆にいかに気持ち良く活動してもらえるか。私たちにできるのは、その気持ちを高める部分なのです。例えば、社会・環境報告書では「社員1人ひとりをクローズアップする」ということを編集の基本方針としました。具体的には冊子であるハイライト版では表紙を開いてすぐ「社員の笑顔」ページを作り、100名以上の社員を掲載しています。自分や知り合いの写真が掲載されていれば、少しは興味を持って社会・環境報告書を開いてもらえますよね。社員のご家族にもこの社会・環境報告書を配布していますが、これはご家族にも好評でした。他にも、社員からの声「Message」を多く採用したりといった工夫をしています。

―CSR担当としての主な仕事内容を教えてください

一番の仕事は、やはり社会・環境報告書の作成になります。そのために日々全国の社員から情報を集め、それをブログや社内のメールマガジンで発信しています。社外への広報活動という点では取材を受けたり、イベントに参加することもあります。


これからの報告書は随時更新
情報発信頻度をあげて、常に注目される企業へ

―現在までの取り組みの成果は?

ブログなど小さな情報発信を積み重ね、社員の意識も少しずつですが変わってきたように思います。「自分たちの活動を取り上げて欲しい!」と自ら声を挙げる社員も増えてきました。今後も、全国で取り組まれている活動を掬い上げ、可視化することで、より多くの人たちへキユーピーの活動を伝えていきたいと思います。

―今後の抱負は?

今まで年に一回発行していた社会・環境報告書ですが、Web上で随時更新できる仕組みを作りました。1年に一度しか見られない報告書ではなく、常に更新される報告書作りをめざしたいと思います。情報発信の頻度を上げることで、社内外からの注目はより一層高まるのではと期待しています。また、従業員自身が発案した社会活動を、応援できるような体制作りを強化したいと考えています。

―ありがとうございました。


編集後記:



キユーピーのブログや報告書から伝わってくるのは「親しみやすさ」。大企業には珍しく、社員1人ひとりの顔が見え、楽しく前向きに活動に取り組んでいる様子がよく伝わってきます。また、従業員の家族を大切にする姿勢も印象的でした。社会・環境報告書は従業員だけでなく家族や親御さんへも配布されており、家族対象の工場見学会も実施されています。これは、キユーピーの社訓「親を大切にすること」に関係しているのだとか。その温かな姿勢が、キユーピーをより一層身近に感じさせてくれました。

佐々木 吾朗
佐々木 吾朗:社員1人1人にスポットを当てること それが全社のCSR活動を促進する

佐々木 吾朗(ささきごろう)

キユーピー株式会社  社会・環境推進室

1994年入社。以前はナレッジマネジメント推進を目的とした電子社内報の作成に従事しており、2005年から現在の社会・環境推進室へ。取材当日はマイタンブラーを持参して登場した佐々木さん。日々の取り組みをブログで紹介している。(http://blog.kewpie.co.jp/csr/)

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