「ICタグ付きエコバッグによる商店街活性化システムの開発・調査」を実施
~上板南口銀座商店街にてICタグ付きエコバッグを配布、商店街への来店を促進~
凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立直樹、以下 凸版印刷)は、財団法人JKA(所在地:東京都千代田区、理事長:原田實)の「自転車等機械工業振興補助事業」の一環として、財団法人ニューメディア開発協会(所在地:東京都文京区、理事長:岡部武尚)が公募した、「ICタグ付きエコバッグによる商店街活性化システムの開発・調査(以下 本実験)」を受託しました。本実験は、上板南口銀座商店街(東京都板橋区)の約140店舗のうち30店舗にて、2009年12月7日から実施されます。
具体的には、ICタグを貼付したエコバッグ計300枚を買物客に対して無償で配布します。本実験を実施する30店舗にはICタグリーダライタを接続したPCを貸与します。買物客は、ICタグ付きエコバッグをICタグリーダライタにかざすことにより、来店ポイントが付与されます。付与されたポイントは累計来店ポイントとしてICタグに、ICタグの個別IDと来店日時は店舗側のPCに保存されます。店舗でのポイント付与期間後、ICタグに蓄積されたポイント数をもとにくじ引きを実施し、商品券との交換を行います。

<背景>
地球温暖化が進む中、日々の消費行動においても環境問題への取り組みが重要視されています。また、郊外型大規模店舗の隆盛により市街地にある商店街の衰退化が問題になっています。さらに、一部の商店街で実施されているポイントカードや地域マネーは、蓄積されるだけで利用されないことが多いという課題もありました。
これら「環境」「地域活性化」「地域マネー」といった3つの課題に対し、地元の生活者にエコバッグを配布することでレジ袋の削減を図るとともに、商店街への来店を促進し、ICタグに蓄積されたポイントを地域マネーとして地元に還元する流通システムの開発・運用手法を検証します。
<本実験の概要>
名称: ICタグ付きエコバッグによる商店街活性化システムの開発・調査
実施期間:2009年12月7日(月)~23日(水) ・・・店舗でのポイント付与
2009年12月24日(木)~30日(水) ・・・くじ引きによるポイント交換
実施場所:上板南口銀座商店街(東京都板橋区)
目的: 地元の生活者にICタグ付きエコバッグを配布し持参してもらうことで、レジ袋の削減はもちろん、商店街への来店促進や、ICタグに蓄積
されたポイントを地域マネーとして地元に還元していくことを主眼としています。
本実験により、エコバッグをベースとした地域マネー流通システムの開発・運用手法を検証します。
実施内容;
(1)地元買物客へのICタグ付きエコバッグの配布
ポイント付与期間中、上板南口銀座商店街の買物客300名(以下 モニター)に対し、本実証実験に参加する30店舗より各10枚ずつ、ICタグ
付きエコバッグを無償で配布します。
エコバッグに貼付するICタグには、凸版印刷が2007年8月に開発したリネン用コインタグ(※1)を使用します。
また、高橋理子氏(※2)が手がけるプロダクトブランド「HIROCOLEDGE(ヒロコレッジ)」による意匠性の高いデザインにより、ICタグ付きエコ
バッグの継続使用を促進します。
(2)モニターへのポイントの付与
ポイント付与期間中、商店街にICタグ付きエコバッグを持参したモニターに対し、参加店舗から来店ポイントを付与します。ポイントはPCに
接続されたICタグリーダライタにエコバッグをかざすことによって付与され、累計来店ポイント数はICタグに書き込まれます。PCにはICタグ
の個別IDと来店日時が記録されます。
(3)累計ポイントと景品の交換
ポイント交換期間中、商店街にてモニターの累計ポイント数に応じたくじ引きを実施し、商品券との交換を実施します。
(4)結果の分析・検証
本実験で得られた調査データのほか、文献・Web調査やヒアリング・取材調査などにより、結果の分析を行います。
具体的には、エコバッグに対する消費者意識や地域マネーによる商店街活性化の可能性などを検証します。
※1 リネン用コインタグ
リネンやユニフォームに取り付けた状態で業務用洗濯が可能で、金属探知機や検針機に反応しにくいといった特徴があります。国際規格であるISO15693に準拠しており、各社のリーダライタに対応可能です。
※2 高橋理子氏
工芸、ファッション、アートなど、日本の伝統に進化を加えた作品を生み出しているアーティストです。代表作には2007年ミス・ユニバース日本代表の森理世氏のナショナルコスチュームなどがあります。
以上